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2022年版 収入を増やすITエンジニア国際資格6選+初心者でも狙える資格5選!

2022年になり資格取得を目標に掲げようと思っている方も多いかと思います。
せっかく資格を取得するなら給料アップが目指せる資格かなと思い調べてみました。

去年に引き続き米国のGlobal Knowledge社が発表している15 Top-Paying IT Certifications for 2021 (IT資格別 高収入トップ15)を参考に気になる資格を5つ選び紹介します。また給料が上がるだけあってハイレベルなものになりがちなので初心者でも狙える資格も合わせて5つ紹介したいと思います。
基本的にはグローバルな社会を生き抜くための国際資格(日本語で受験可能)を紹介します。

前年に比べてググってみてセキュリティ系の資格が多くなってきている印象もあります。

前置きですがこれからの未来はGAFA(M)が牛耳ると言われています。そこでGoogleやAmazonの資格はこれからを生き抜くエンジニアには必要な資格かなと思っています。中でもAWS、GCP(Google cloud platform / グーグルクラウドプラットフォーム), Azure (Microsoft)の三大パブリッククラウドは人気の資格となっています。

[GCP] Professional Data Engineer (プロフェッショナルデータエンジニア)

まずはGoogleの資格ですが2つまとめて紹介します。
Professional Data Engineer 認定資格が1位を獲得しています。次に紹介するProfessional Cloud Architect 認定資格も2位でGCPのエンジニアの需要が高まっているようです。。

GCPでのデータ処理システムの設計、構築、運用化、保護、モニタリングを行う能力を試される資格です。
15 Top-Paying IT Certifications for 2021 で1位を獲得したProfessional Data Engineerの資格保持者の平均年収が$171,749(ざっと1950万)です。
Professional Data Engineerは2020年のランク外からの大躍進で急激に需要が高まっていることが予期されます。今後日本でも持っていれば重宝されそうですね。

Professional Data Engineer 認定資格の難易度

業界経験3年以上、GCP を使用したソリューションの設計と管理の経験が1年以上が目安と言われています。
あまり勉強方法は確立されておらず、なかなか知識を蓄えるのが難しそうですが、だからこそ取れてしまえば未来は明るそうですね。

Professional Data Engineer 認定資格のページ : https://cloud.google.com/certification/data-engineer

Professional Cloud Architect (プロフェッショナルクラウドアーキテクト)

Google Cloud 技術を利用でき、堅牢かつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理できる能力を試される資格です。

高収入ランキング2位を獲得したProfessional Cloud Architectの資格保持者の平均年収が$169,029(ざっと1,900万)です。
2019年に発表された$139,529から大幅に上昇しもっとも稼げる資格と言われていたのですが、2位に落ち着いたようです。しかし今後も上昇を見込める需要のある資格と言えます。

Professional Cloud Architect 認定資格の難易度

Professional Data Engineerと同様に業界経験3年以上、GCP を使用したソリューションの設計と管理の経験が1年以上が目安と言われています。3年の経験で年収1,000万円越えを狙えるとは夢のある資格ですね。半年の経験で取得した方もいるようなので努力次第で3年かけずに取得も目指せるかもしれません。

Professional Cloud Architect 認定資格のページ : https://cloud.google.com/certification/cloud-architect

初心者が狙えるAssociate Cloud Engineer(アソシエイトクラウドエンジニア)

GCP関連資格で日本語で受けられるのは2021年現在で4種類あります。その中でアソシエイトレベルに位置するのがAssociate Cloud Engineerです。6 か月以上の Google Cloud の実務経験が取得レベルの目安と言われています。(上記2つの資格も日本語対応)

AWS Certified Solutions Architect – Associate (AWSソリューションアーキテクト アソシエイト)

AWSソリューションアーキテクト アソシエイトではAWS 上で分散システムを設計、実装する能力が認定されます。

日本ではGCPよりAWSの方が人気かなという印象です。日本政府も使用しているプラットフォームということで人気があるのは当たり前なのかもしれません。

15 Top-Paying IT Certifications for 2021 では3位で平均年収$159,033(ざっと1,800万円) 、去年の2位よりランクは下がったものの $149,446(ざっと1,700万円)より年収が上がっています。
別サイトではAWS Certified Developer – Associate(AWS デベロッパー アソシエイト)も名前が上がっており、合わせて取得したい資格と言えます。

AWS Certified Solutions Architect – Associateの難易度

全10種類(2022現在)ある資格の中で真ん中のアソシエイトに位置する中難易度の資格です。1年間の AWS クラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験があることが目安の資格です。そこまで難しくないので1位のProfessional Data Engineer に比べて狙いやすい資格です。
ランキングには入っていませんでしたが上位資格のプロフェッショナルを取れば更なる給与アップも見込めそうです。

ソリューションアーキテクト アソシエイトのページ:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/

初心者が狙えるCloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)

クラウドプラクティショナーはソリューションアーキテクトの下位レベルの資格であるにもかかわらず、1年前の15 Top-Paying IT Certifications for 2020 では8位($131,465)にランクインするこれから稼ぎたい人はとっておきたい資格です。
6か月間の基礎的なAWS クラウドと業界知識が目安の資格で業界未経験者でも勉強すれば狙える資格となっています。

CISM 公認情報セキュリティマネージャー

2002年に資格制度が創設された情報セキュリティの国際的資格です。情報セキュリティは総務省でも個人情報や顧客情報などの重要情報を取り扱う場合には、これを保護することは企業や組織にとっての社会的責務でもあると書かれている通り重要性の高い分野です。
15 Top-Paying IT Certifications for 2021 では$149,246(ざっと1,700万円)と6位の資格になっています。

同じくセキュリティ資格のCRISC(シーリスク/ 公認情報システムリスク管理者)も15 Top-Paying IT Certifications for 2021 で4位の$151,995(ざっと1,730万円)でランクインしています。CRISCは日本語での受験には対応していないので飛ばしています。

CISM 公認情報セキュリティマネージャーの難易度

情報セキュリティに関する5年以上の経験を有することが受験の前提条件となり、経験がない場合受けても認定を得られない可能性があります。(その内、3年以上のセキュリティマネージメントの経験を有すること)
高いレベルの技術的能力と資格を証明するため難易度な資格となります。ただ経験さえあればそこまで難しくはないのかもしれません。

参考サイト:https://www.isaca.gr.jp/cism/

初心者が狙えるセキュリティ関連資格 (CompTIA Security+)

CISMの下位資格がみつけられなかったので、同じ国際資格の CompTIA Security+ (コンプティアセキュリティ) を紹介してみます。

こちらは15 Top-Paying IT Certifications for 2021で去年のランク外から15位 $110,974(ざっと1,250万円)にランクインしており、セキュリティへの注目度が上がっていることが伺えます。
セキュリティの原則を学べ、前提条件などもなくITセキュリティでキャリアを積もうと考えている方が狙う資格となっています。

参考サイト:https://www.comptia.jp/certif/core/comptia_security/

CCNP Enterprise (旧CCNP Routing and Switching)

CCNPはCISCOが提供している資格で、ネットワークエンジニアに求められる知識の時代に伴う変化に合わせて2020年2月に資格が改変されCCNA Routing and Swithching は CCNP Enterprise(CCNPエンタープライズ)に生まれ変わりました。
CCNPを取得して年収100万円アップなんて話も聞かれ、ネットワークエンジニアとしての市場価値を高めるためにも取得したい資格と言えます。
15 Top-Paying IT Certifications for 2021 では13位で$118,911(ざっと1,350万円)でした。

以前は必須だったCCNAの資格を取得せずに受験することが可能です。

CCNP Enterprise 難易度

Ciscoの認定資格では中間(プロフェッショナル)の資格になります。
改変したことにより範囲も増え難易度も上がってきています。1,2年の実務経験がある人向けの資格と言われています。合格率が10~20%といわれる狭き門で、正解率は80%以上を要求される難しい試験です。それでも早い人でCCNA(エントリーレベル)を取得後6ヶ月くらいで取得が狙える資格です。

参考サイト:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-enterprise.html

初心者が狙えるCCNA

ネットワークエンジニアの登竜門とも呼ばれるとっておきたい資格です。
未経験者でも取得できるCCNAでも取得し1,2年の経験を積めば日本では年収500万以上が目指せると言われています。なぜならCCNAを取得すると派遣で時給2,000円が最低ラインと言われているからだそうです。最低ラインですからね、可能性が感じられると思います。

PMP Project Management Professional (ピーエムピー プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)

米国で今注目されているPMP Project Management Professionalは国際資格でもあり15 Top-Paying IT Certifications for 2021 では7位の$148,906(ざっと1,700万円)をマークしています。
プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明するこの資格はプロジェクトマネジメントの経験や知識だけではなく、マネジメントに対する姿勢などの実務的な内容も問われます。

PMP Project Management Professionalの難易度

プロジェクトのリーダーとしての実務経験が必要です。4年制大学卒以上、もしくは相当する資格を持っている人は、36か月のプロジェクトマネジメント経験、4,500時間にわたるプロジェクトを指揮する立場での実務経験が求められます。また、高校卒業もしくは相当する資格を持っている人は、60か月のプロジェクトマネジメント経験、7,500時間に及ぶプロジェクト指揮・監督実務経験が必須となっています。

さらにPMIサイトでPM研修を35時間受講することが前提条件となっており、気軽に受験できない難易度高めの資格となっています。

初心者が狙えるプロジェクトマネージャー関連資格

PMP Project Management Professionalの下位資格は見つけられませんでした。
ポリシーに反して国際資格ではなく日本の国家資格となりますが、基本情報技術者をあげようと思います。興味はなかったのですが本屋で物色していたらなかなか面白そうな資格だなと思い紹介したいと思います。情報処理技術者試験の下から2番目に位置する難易度の資格です。さらに下位にITパスポートもありますが同じ分厚い本を読むなら少し難易度あげてもいいかなと思い基本情報技術者を紹介してみました。独学でも取得できる魅力的な資格です。

おわり

調べていたらAlibaba cloud certificationも見つけて少し気になりました。ここでは紹介しなかったAzure (Microsoft)の資格も15 Top-Paying IT Certifications for 2021 で12位にランクインしていたので気になる方はいろいろ調べてみると楽しいと思います。

以下の記事も以前書いたので興味のある方は合わせてぜひ読んでみてください。

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