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モダンJavascriptとは?特徴と機能まとめ

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モダンJavaScriptの定義と特徴

モダン(現代的な)JavaScriptは、Web開発の進化とともに変化し続けている概念みたいなもので、明確に「これ」と定義はされていません。20年くらい前はjQueryがモダンJavascriptと呼ばれていましたが、今はモダンという感じはしないですよね。そのためここ5年ほどのモダンと言われているJavascriptをここではモダンJavascriptとします。

2025年現在、以下の要素がモダンJavaScriptの中核を形成しています:

  • ES2015(ES6)以降の最新の言語仕様
  • React、Vue.js、Angularなどのフレームワーク
  • npmやyarnなどのパッケージマネージャ
  • webpackやViteなどのモジュールバンドラー
  • Babelなどのトランスパイラ

これらのツールや技術は、現代のWeb開発において標準的な選択肢となっています。特に注目すべきは、TypeScriptの採用率の上昇や、Viteのような新世代のビルドツールの台頭です。

なぜモダンJavaScriptを習得すべきか

これからJavascriptを学ぶ場合は参考書などはES2015(ES6) に対応しているため、モダンJavascriptを学ぶことになるかと思います。しかし既にJavascriptを習得している方は現状困っていない場合、学ぶ必要を感じないかもしれません。

しかし時代とともにWebサイトをより高速に安全に表示させる動きがあります。そのためReactやVue、Angularなどのライブラリやフレームワークを使った開発が盛んになっています。

時代に合わせたWebサイトを作るためにモダンJavascriptは必要なものになっています。
ReactやVue、Angularを使う予定がなくても、今後新しく出てくるフレームワークやライブラリを使いこなすにはES2015(ES6) 以降の知識必要になってくることが予想されます。

時代に合わせたWebサイトを作るためにモダンJavascriptは使われています。

モダンJavaScriptの習得が必要な理由:

  • パフォーマンスの最適化:最新の機能やツールを使用することで、Webサイトの読み込み速度や実行効率が向上します。
  • 開発効率の向上:コンポーネントベースの開発やモジュール化により、保守性の高いコードが書けます。
  • セキュリティの強化:最新のセキュリティ対策や脆弱性対策が組み込まれています。
  • 将来性:新しいフレームワークやライブラリの多くが、モダンJavaScriptの知識を前提としています。

ES2015(ES6)以降の主要な機能

varではなくlet、const を使って変数を書く書き方は知っていてもその他の事もきちんと理解されている方はまだ少なくないのではないでしょうか。ES6の仕組みを理解して使いこなすことがモダンJavascriptでは大事です。

ES2015以降に追加された重要な機能と、その利点を解説します。

変数宣言(let・const)

// 従来のvar
var x = 1;  // 関数スコープ
// モダンな方法
let y = 2;  // ブロックスコープ
const z = 3;  // 再代入不可の定数

アロー関数

// 従来の関数
function add(a, b) {
return a + b;
}
// アロー関数
const add = (a, b) => a + b;

テンプレートリテラル

const name = 'ユーザー';
const greeting =  `こんにちは、${name}さん `;

分割代入

const person = { name: '太郎', age: 30 };
const { name, age } = person;

スプレッド構文

const arr1 = [1, 2, 3];
const arr2 = [...arr1, 4, 5];  // [1, 2, 3, 4, 5]

おわり

JavaScriptの進化は非常に速く、特に2020年以降はViteやSvelteKitなどの新しいツールが台頭し、開発体験を大きく向上させ開発環境も複雑になってきています。

少しでも対応できるように少しづつでも理解を深めていきたいですね。

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