改行コードとは
改行コードとはコンピュータなどで改行を現したコードです。
人間は目で改行しているか認識できますが、PC側はコードで認識しています。
ちなみに改行コードは英語ではNewlineとなります。
改行コードの種類
改行コードは主に2種類あります。
LF(Line Feed ラインフィード)
ラインフィードは一般的にLFと表記されます。
(ラインフィードはニューラインと呼ばれることもあります。)
カーソルを次の行に移動すること。
英語で、改行を意味します。
CR(Carriage Return キャリッジリターン)
キャリッジリターンは一般的にCRと表記されます。
カーソルを左端の位置に移動する操作を表す。
英語で、復帰を意味します。
2つを合わせた CR+LF
CRとLFを合わせたCR+LFもよく目にします。
2つを組み合わせた通り、左端にカーソルを戻して改行する操作を表します。
LF CR CRLF の記号
ちなみにテキストエディタなどで改行を現すマークを目にしますが、以下のような見た目になります。
CRLF : ↵ ( ← + ↓ )
CR : ←
LF : ↓
OS別 改行コードと正規表現
上記でCRとLFを紹介しましたが、実際にプログラミングで改行コードを記述する際は正規表現(エスケープシーケンス)を使うことが多いです。
他にも16進数表記(0D 0Aなど)、10進数表記(13 10)などで改行を現すこともあります。
以下有名な改行を表す表記の早見表です。
OS | 改行コード | 16進数 | 10進数 | 正規表現 |
---|---|---|---|---|
Mac | CR | 0D | 13 | \r |
Unix | LF | 0A | 10 | \n |
Windows | CR+LF | 0D 0A | 13 10 | \r\n |
参照元:https://en.wikipedia.org/wiki/Newline
OS以外にも使っているソフト間やアプリとのデータのやりとりなど改行コードが異なるとバグが発生する要因になったりもするので改行コードは知らぬ間に覚えられそうです。
余談ですがHTMLでは<br>が改行を意味します。
参考サイト:https://marusunrise2.blogspot.com/2014/06/lfcrcrlf.html