SELECT文で取得した列名に任意の名前(エイリアス)に置き換えて表示することができるAS句について説明したいと思います。
動作環境
SQL FIDDLEでMySQL5.6、PostgreSQL9.6、SQLiteで動作確認しています。
AS句とは
AS句は別名をつける時に使用されます。カラムだけでなくテーブル名にも別名をつけることができます。
※AS句は省略されていることもあります。テーブルのASは省略して使われているのを見たことがありますが、カラムはas省略可能ですが省略することは少ないと先輩がいってました。会社によるのかもしれません)
構文
SELECT文の例。
SELECT
カラム as 別名
FROM
item as 別名
準備
以下のテーブルがあるとします。
ItemID | ItemName | Quantity |
---|---|---|
1 | コーラ | 30 |
テーブル作成用コードです。
— CREATE文
CREATE TABLE item (
ItemID numeric(8, 0) unique not null,
ItemName character varying (20) not null,
Quantity numeric (8, 0) not null,
primary key(ItemID)
);
— INSERT文
insert into item
values(0001, ‘コーラ’, 30);
AS句で別名を指定してみよう!
実際にAS句を使ってみましょう。
ItemNameのカラムの名前を商品名、Quantityのカラムの名前を個数という別名をつけて表示してみます。ついでにテーブル名「item」の別名を i にas句を省略して書いています。
SELECT
ItemID,
ItemName as 商品名,
Quantity as 個数
FROM
item i
■ 結果
ItemID | 商品名 | 個数 |
---|---|---|
1 | コーラ | 30 |
カラムのヘッダーの名前が変わったことが確認できます。
他にもcount()の結果を表示する際にas句で別名を指定したり、何かと便利です。